株式会社コーワは、経済産業省 特許庁が主催する令和6年度「知財功労賞」にて「特許庁長官表彰」を受賞しました。
「知財功労賞」とは、知的財産権制度の発展及び普及・啓発に貢献のあった個人に対して「知的財産権制度関係功労者表彰」、また、制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業等に対して「知的財産権制度活用優良企業等表彰」として、経済産業大臣表彰及び特許庁長官表彰を行っており、両表彰を合わせて、「知財功労賞」と総称しています。
表彰式は4月18日(木)の「発明の日」に赤坂インターシティコンファレンスにておこなわれます。
今回の受賞のポイントは、以下の3つです。
- 自社開発した機能性の高いブラシ等を多数の企業に提案し、デファクトスタンダードを狙う戦略。掃除機用吸引ノズルに用いられるアルミロータや、エアコン等のフィルタメンテナンスフリーブラシ等で高いシェア。製造実施権を押さえるビジネス戦略であり、大企業との交渉力を確保するための大前提として特許権を取得。製造方法を含む特許権侵害は侵害の証明が難しかった経験から、原則、物(商品構造)の特許出願を行う方針。
- 知財をビジネス創出の第一歩と捉える。例えばEV化に伴い消費電力削減のニーズが高まると想定し、カーエアコンに自社のメンテナンスフリー技術を応用する出願を行うなど、新たな分野参入に備えた特許出願戦略も実行。
- 自社で特許出願書類を作成し出願、管理。自社商品が権利範囲に含まれる出願と競合他社の開発が想定される権利範囲の出願両方を対象とし、競合他社が特許調査を行った際に該当する技術課題に対して同社から継続的な出願が行われていることを意識させるよう定期的に出願。毎朝定例の役員ミーティングに技術兼知財部長が参加し、経営層の指示を迅速に実務担当者にフィードバックできる体制を整備。
特許庁HP内会社紹介PDF:https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/document/2024_tizai_kourou/award_13.pdf
詳しくは以下のホームページよりご確認ください。
・経済産業省HP
https://www.meti.go.jp/press/2024/04/20240411001/20240411001.html
・特許庁HP
https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/2024_tizai_kourou.html
・中部経済産業局HP
https://www.chubu.meti.go.jp/b36tokkyo/press/20240411/06fy_kourousho.html